美幌町・北見市・網走市をはじめ、オホーツクエリアで注文住宅を検討している方にとって、「どの住宅会社に家づくりを任せるか」は非常に大きな決断です。
住宅性能やデザインはもちろん、価格、担当者との相性、施工する職人の技術、完成後のアフターサービスまで、確認したいことは数多くあります。
そんなオホーツクの家づくりで知っておきたい地域工務店のひとつが、北海道美幌町にある有限会社山岸工務店です。
結論として私が施主として携わらせていただいて感じたことは
「山岸工務店は、美幌・北見・網走エリアで高気密・高断熱の注文住宅を検討している人や、地域密着型の工務店に相談しながら家づくりを進めたい人に向いている」
と感じました。
山岸工務店は1979年創業。美幌町を拠点に北見市、網走市、大空町、津別町、斜里町、遠軽町、紋別市などオホーツク管内の広い地域で住宅づくりを手掛けています。注文住宅だけでなく、リフォーム、エクステリア、不動産売買・賃貸にも対応しています。
そして、この記事を書いている筆者自身も、実際に山岸工務店へ依頼して2020年に北見市で自宅を建築した施主の一人です。
完成してから数年が経過した現在も実際に暮らしているからこそ、
「冬は本当に暖かいのか?」
「ファース工法って実際どうなの?」
「打ち合わせは丁寧?」
「職人さんの仕事は?」
「実際いくらかかった?」
といった、公式ホームページだけでは分からない部分まで紹介します。
良かったところだけでなく、実際に住んでみて唯一残念だったところも含めて紹介しますので、美幌・北見・網走などで家づくりを検討している方の参考になれば幸いです。
【この記事でわかること】
・山岸工務店で実際に家を建てた感想
・ファース工法の住み心地
・冬の室温や光熱費のリアルな実例
・建てて良かった点
・少し残念だった点
・山岸工務店が向いている人
山岸工務店とは?美幌町で1979年創業の地域密着工務店
有限会社山岸工務店は、美幌町字青葉1丁目に本社を構える地域工務店です。
ファース工法を取り入れた注文住宅ブランド「十人十家」を展開しています。
公式情報によると1979年4月1日創業で、注文住宅の設計・施工、リフォーム、エクステリア・ガーデニング、不動産売買・賃貸など、住宅に関わる幅広い事業を行っています。
山岸工務店の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 有限会社 山岸工務店 |
| 所在地 | 北海道網走郡美幌町字青葉1丁目7番地の10 |
| 創業 | 1979年4月1日 |
| 事業 | 注文住宅、リフォーム、エクステリア、不動産など |
| 注文住宅ブランド | 十人十家 |
| 工法 | ファース工法など |
| 電話番号 | 0152-73-6363 |
| 主な営業地域 | 美幌・北見・網走などオホーツク管内 |
営業エリアは美幌町だけではありません。
北見市、網走市、大空町、小清水町、清里町、斜里町、津別町、訓子府町、置戸町、遠軽町、佐呂間町、湧別町、紋別市など、オホーツク管内の広い地域を公式な営業エリアとしています。
そのため「美幌町の工務店」というだけではなく、オホーツクの気候を知る地域住宅会社として検討できる存在です。
「十人十家」とは?一人ひとり違う理想の家をつくる

https://www.ielcome.jp/hokkaido/yamagishi/works/article-3371.html

https://www.10nin10ie.jp/works/
山岸工務店の注文住宅を象徴する言葉が、
「十人十家」
です。
取締役社長の山岸一行さんは、十人いれば夢や希望も異なり、その意見をしっかり汲み取れば十通りの家ができるという考えを紹介しています。
つまり、決められた住宅を当てはめるのではなく、
「どんな家に住みたいのか」
「家族でどんな暮らしをしたいのか」
を一緒に考えて形にしていく家づくりです。
公式サイトの施工事例を見ると、この考え方がよく分かります。
高天井リビングのNearly ZEH住宅、二世帯住宅、農家住宅、平屋、自然素材を取り入れた住宅、猫と暮らす家など、さまざまなタイプの住宅が掲載されています。現在公開されている新築実例は32件あります。
「山岸工務店の家は全部このデザイン」というより、施主によって家の表情が大きく変わること自体が特徴なのだと思います。
そして、これは実際に山岸工務店で家を建てた筆者も強く感じた部分です。
実際に山岸工務店で家を建てました
ここからは筆者自身の体験です。
私が山岸工務店を知ったきっかけは、親の知り合いだったことでした。
その後、実際に家を建てることになり、山岸工務店へ相談。
約10回の打ち合わせを重ね、2020年に北見市で2階建て・4LDK+3畳の小部屋を備えた注文住宅が完成しました。
工法はファース工法です。
建築費用は、
| 項目 | 筆者宅の実例 |
|---|---|
| 建物 | 約3,000万円 |
| 土地 | 約620万円 |
| 外構 | 約200万円 |
| その他を含む総額 | 約4,000万円 |
| 完成年 | 2020年 |
| 建築地 | 北見市 |
| 間取り | 4LDK+3畳の小部屋 |
| 建物 | 2階建て |
| 工法 | ファース工法 |
もちろん住宅価格は土地、面積、設備、建築時期、資材価格、仕様などによって大きく異なります。
そのため、これは現在の山岸工務店の価格を示すものではなく、2020年に筆者が実際に建築した一例として参考にしてください。
約10回の打ち合わせを重ねて完成した「理想の家」
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注文住宅で重要なのは、住宅会社が「施主の希望をどれだけ汲み取ってくれるか」だと思います。
筆者の場合、打ち合わせは約10回。
間取り変更や細かな要望についても相談しましたが、嫌な顔をされることはありませんでした。
また、契約を急かされたり、強引な営業をされたりした記憶もありません。
むしろ印象に残っているのは、
「施主任せにしない家づくり」
でした。
「自由に決めてください」とすべてをこちらに任せるのではなく、悩んでいるとプロとして提案してくれました。
公式サイトでも「より良い家づくりとなるよう一緒に考え、形にしていく」という考えが示されていますが、筆者は実際の家づくりでもそれを感じました。
提案してもらって良かった玄関外壁のデザイン
外観はブラック系の重厚感のある外壁と木目調の外壁を組み合わせました。
異なる素材感を組み合わせることで、全体を暗くしすぎず、木の温かみを感じられる外観になりました。
完成してから時間が経った現在でも気に入っているデザインです。
外玄関のコンクリートにも一工夫
外玄関のコンクリートの溝についても、山岸工務店から提案してもらった部分のひとつです。
家は間取りやキッチンなどの大きな設備に目が向きがちですが、実際に完成してみると、こうした細かな部分が住宅全体の印象を左右します。
「そこまで考えてくれるんだ」と感じた部分でした。
一番お気に入り。オリジナルで作ってもらったテレビボード裏の木目格子
我が家の中でも特に気に入っているのが、リビングのテレビボード裏に設けてもらった木目の格子です。
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これは既製品をそのまま取り付けただけではなく、空間に合わせて取り入れてもらったオリジナルデザイン。
ダークトーンのテレビボードと木の格子を組み合わせることで、リビングのアクセントになっています。
注文住宅では、
「こういう雰囲気にしたいけれど、具体的にどうしたらいいか分からない」
という場面が何度もあります。
そんなときに、施主へ判断を丸投げするのではなく、一緒に考えて提案してくれたことが非常に印象に残っています。
山岸工務店は公式にも、同じ設計でも部材や素材によってさまざまなデザインへアレンジし、幅広い要望に応えることを掲げています。
筆者宅の木目格子は、その考え方を実際に形にしてもらった一例だと思っています。
地元工務店ならではの仕事で一番感動したこと
家が完成して、特に感動したことがあります。
それが、家の壁の角です。
家中の壁の角を丸く仕上げてくれていた
我が家では、壁の角が尖った状態ではなく、一つひとつ丸みを帯びた仕上げになっています。
しかも一部分ではなく、家の中の角全体です。
こうした施工は、子どもが万が一ぶつかった際の安全面でもメリットを感じます。
また、筆者自身は、角部分への衝撃を和らげることでクロスを傷めにくくすることにもつながっているのではないかと感じています。
何より感動したのは、
「そこまでやってくれるのか」
ということでした。
住宅性能表に「壁の角を丁寧に丸く仕上げています」と数字で表れるわけではありません。
Ua値にもC値にも出ません。
しかし、実際に何年も暮らす家では、こうした細かな仕事が満足感につながります。
筆者が山岸工務店を「地元工務店ならではのきめ細かな仕事をしてくれる」と評価している理由のひとつです。
自社スタッフとベテラン大工が施工する山岸工務店
こうした施工品質を考えるうえで注目したいのが、山岸工務店の施工体制です。
公式サイトでは、経験豊富な自社スタッフが施工し、要望を聞く会社と施工する会社が同じだからこそ、施主の希望を現場へ直接伝えられることを強みとしています。
さらにスタッフ紹介では、大工歴20年以上の棟梁が責任を持って施工するとしています。
資格面でも、一級・二級建築大工技能士、二級建築士、二級建築施工管理技士、ファース工法施工検査員などが在籍しています。
筆者自身も建築中に5回ほど現場へ足を運びました。
棟梁とも直接話をしています。
実際に施工している姿を見ましたが、一つひとつ丁寧に作業してくれていることが伝わってきました。
その仕事ぶりを見ていると、自然と「ありがとうございます」という気持ちになり、現場へ行く際には差し入れを持っていくこともありました。
完成した住宅だけでは見えませんが、誰が、どのように自分の家をつくっているのかを見ることができたことも、地域工務店で建てて良かったと感じた部分です。
ファース工法とは?高気密・高断熱だけではない山岸工務店の家
山岸工務店の住宅性能を語るうえで欠かせないのが「ファース工法」です。
ファース工法は、外・内ダブル断熱による高気密・高断熱と、独自の空気循環システムを組み合わせた住宅工法です。

山岸工務店は「ファースの家」の加盟工務店です。
詳しく知りたい方はこちら ファース工法とは?をご覧ください。
外・内ダブル断熱
公式サイトによると、ウレタン系現場発泡断熱材「エアクララ」と外断熱パネル「ファースボードK」を組み合わせ、高気密・高断熱化しています。
北海道、特にオホーツクでは冬の住宅性能は非常に重要です。
住宅展示場で「暖かい」と感じるだけでは、本当の性能は分かりません。
そこでここからは、実際に北見市で数年間生活した筆者宅がどうだったのかを紹介します。
【実体験】外気温−15℃〜−20℃でも室温22℃
北見の冬は非常に寒く、外気温が−15℃から−20℃程度まで下がる日もあります。
そんな日でも、筆者宅では室温を22℃程度に設定して生活しています。
暖房にはエアコンとパネルヒーターを使用。
就寝時には節約のため暖房を弱めていますが、それでも朝の室温は19℃前後です。
「朝起きた瞬間に布団から出られないほど寒い」という感覚はありません。
この数字はカタログ上のシミュレーションではありません。
実際に北見市で暮らしている筆者宅の体験値です。
リビングだけじゃない。玄関まで暖かい
個人的にファース工法で特に良かったと感じるのが、家の中で温度差を感じにくいことです。
リビングは暖かいのに、
廊下へ出ると寒い。
トイレへ行くと寒い。
玄関へ行くと一気に冷える。
という感覚がほとんどありません。
玄関まで暖かいと感じます。
公式情報でも、ファース工法は部屋ごとの温度差を少なくし、調整した空気を家全体へ循環させる仕組みを採用しています。
実際に住んでみると、この「家全体が暖かい」ということが非常に快適です。
24時間換気で家全体の空気を循環
ファース工法は単純に断熱材を厚くした住宅ではありません。
専用の健康空気循環システム「AIキット」を採用し、新鮮な外気を熱交換器に通して室内温度へ近づけたうえで床下へ送り、天井裏や床下を含めて家全体の空気を循環させる仕組みになっています。
筆者がファース工法を選んだ理由も、
高気密・高断熱+24時間換気による空気環境
に魅力を感じたからでした。

https://www.k-takanoha.co.jp/contents/construction/category/fas/yamagisi

数年間暮らして「結露は一切なし」
北海道の住宅で気になる問題のひとつが結露です。
筆者宅の場合、完成してからこれまで生活してきて、窓の結露は一切ありません。
もちろん生活人数、室内湿度、暖房方法、換気方法などによって住宅環境は異なるため、「ファース工法なら絶対に結露しない」と断言するものではありません。
しかし、少なくとも筆者宅では、北見市の厳しい冬を過ごしても結露に悩まされていないというのが実体験です。
49坪クラスの住宅で実際にかかった光熱費
住宅性能を比較するとき、「暖かいです」という感想だけではなく、実際の光熱費も気になるところです。
「以下は山岸工務店の標準価格ではなく、2020年に筆者が建てた住宅の一例です。現在の価格や仕様は、必ず山岸工務店へ直接確認してください。」
筆者宅では都市ガスのエコジョーズを採用し、エアコンとパネルヒーターを使用しています。
2020年当時の実績では、電気料金と都市ガス料金を合わせて、
| 時期 | 電気+都市ガス |
|---|---|
| 秋頃 | 約27,000円/月 |
| 真冬 | 約30,000円/月 |
程度でした。
現在は電気・ガス料金や料金体系が2020年当時とは異なるため、「現在もこの金額で生活できる」という意味ではありません。
あくまで2020年当時の筆者宅における実際の支出として掲載しています。
住宅性能を比較するときには、建築価格だけでなく、何十年と支払い続ける冷暖房費まで考えることも大切だと思います。
山岸工務店の施工事例を見ると「十人十家」がよく分かる
山岸工務店公式サイトには、現在32件の新築施工事例が掲載されています。
そこには、
- 平屋
- 二世帯住宅
- 農家住宅
- Nearly ZEH住宅
- 高天井・勾配天井の住宅
- 無垢材を取り入れた住宅
- 和モダン
- ナチュラルモダン
- 猫と暮らす住宅
- 家事動線を重視した住宅
など、さまざまな住宅があります。
ここからも、「同じような住宅を大量につくる」のではなく、施主の暮らしに合わせて家を考えるという「十人十家」の方向性を見ることができます。
地元カラマツ材を活用した家づくり
山岸工務店は地域工務店ならではの取り組みとして、地元のカラマツ材の活用も掲げています。
公式サイトによると、美幌町は町域の約6割が森林で、そのうち約4割をカラマツ林が占めるとしており、地域の木材を住宅へ取り入れる「地産地消」を「十人十家」の特徴のひとつとしています。
地域の住宅会社が、地域の気候や素材を理解したうえで家をつくる。
これも地元工務店を選ぶ意味のひとつだと思います。
保証・アフターサービスについて
住宅は完成したら終わりではありません。
30年、40年と暮らしていくことを考えると、完成後の対応も住宅会社選びでは重要です。
山岸工務店では、引き渡し後、
3か月 → 1年 → 2年
にアフターメンテナンスを実施し、その後も随時メンテナンスへ対応するとしています。
また、
住宅瑕疵担保責任保険
新築住宅に瑕疵が発覚した際の補修費用などをカバーする制度へ加入しています。
地盤保証
専門業者による地盤調査と地盤保証を用意しています。
完成保証
建築中に不測の事態が発生して工事継続が困難となった場合に備える完成保証も、オプションとして案内されています。
地域密着だからこそ、建てたあとも相談できる距離に住宅会社があることは安心材料のひとつでしょう。
山岸工務店は土地探しから相談できる?
山岸工務店は建築だけではなく、宅地建物取引業の免許も取得しています。
そのため、
土地探し → 設計 → 建築 → 外構 → 入居後
と住宅に関する相談をまとめて行えることも特徴です。
「まだ土地も決まっていないけれど注文住宅を建てたい」という段階でも相談できます。
山岸工務店の価格・坪単価は?
注文住宅を検討する人が最も気になる情報のひとつでしょう。
ただし、山岸工務店公式サイトでは、一律の「坪単価○万円」という価格設定は確認できませんでした。
注文住宅は、
- 建物面積
- ファース工法などの仕様
- 断熱性能
- キッチン・浴室などの設備
- 外壁
- 内装
- 造作
- 土地条件
- 外構
などによって価格が変わります。
そのため、インターネット上の不確かな坪単価だけで判断するより、希望する住宅を伝えて見積もりを取ることをおすすめします。
筆者の場合は2020年当時、
建物約3,000万円+土地約620万円+外構約200万円などを含め、総額約4,000万円
でした。
現在は建築資材や設備価格なども変わっているため、あくまで過去の一施工事例として参考にしてください。
大手ハウスメーカーと地域工務店、どちらがいい?
これは「どちらが優れている」という話ではありません。
大手ハウスメーカーには、ブランド力、全国規模のサポート、商品ラインナップ、モデルハウスなど、大手ならではのメリットがあります。
一方、地域工務店には、
施主と施工現場との距離が近い
という魅力があります。
山岸工務店について筆者が特に感じたのはここでした。
約10回打ち合わせを行い、細かな変更にも対応してもらう。
デザインに迷えば一緒に考えてもらう。
現場へ行けば実際に家をつくっている棟梁と話せる。
壁の角のような細かな部分まで丁寧に仕上げてもらう。
こうした経験は、筆者が山岸工務店を選んで良かったと思う大きな理由になっています。
山岸工務店が向いていると思う人
実際に家を建てた経験から考えると、特に相性が良いと思うのは、
- 美幌・北見・網走などオホーツクで家を建てたい
- 地域工務店に直接相談したい
- 高気密・高断熱を重視したい
- ファース工法に興味がある
- 自分たちだけの注文住宅をつくりたい
- デザインにもこだわりたい
- 施主と工務店が一緒に考える家づくりをしたい
- ベテラン大工に施工してほしい
- 土地探しから相談したい
- 完成後も地域の会社へ相談したい
という人です。
一方で、全国的なブランド名や大規模な住宅展示場、完全に規格化された商品から短期間で選びたいという人は、大手ハウスメーカーを含めて比較した方がいいでしょう。
家は大きな買い物です。
山岸工務店だけを見て決めるのではなく、複数社を見たうえで「自分たちと一緒に家をつくってほしい会社」を選ぶことをおすすめします。
「山岸工務店の満足度は92点|良かった点・残念だった点」
ここまで良いところを多く紹介してきました。
では実際に山岸工務店で家を建て、数年間生活している筆者が100点満点で評価するとしたら何点なのか。
私なら、
92点
を付けます。
高気密・高断熱による暖かさ。
ファース工法による家全体の快適性。
玄関まで感じる暖かさ。
結露に悩まされない生活。
約10回にわたって行った丁寧な打ち合わせ。
細かな変更への対応。
デザインに悩んだときの提案。
オリジナルの木目格子。
そして、壁の角を一つひとつ丸く仕上げてくれた職人さんの仕事。
住宅そのものには非常に満足しています。
では、残りの8点は何なのか。
唯一残念だったところ|外構の防草シート
筆者が唯一「ここはもっと確認しておけばよかった」と感じているのが外構です。
完成時に人工芝と砂利を施工してもらいました。
ところが、その下に防草シートが敷かれておらず、約1年後には雑草が生えるようになりました。
住宅そのものへの満足度が非常に高かっただけに、ここだけは残念でした。
ただ、これはこれから家を建てる方にとって有益な経験でもあります。
人工芝や砂利を施工する場合は、
「下に防草シートは施工されますか?」
と見積もり・打ち合わせ段階で確認することをおすすめします。
住宅会社にすべて任せるのではなく、外構についても、
- 防草対策
- 排水
- 除雪
- 駐車スペース
- 雪を捨てる場所
- メンテナンス
まで確認しておくと安心です。
良いところだけを書いて100点とするより、実際に数年間暮らしたからこそ分かった点も伝えたうえで、筆者の評価は92点です。
それでも、山岸工務店で建てて良かった
残念だった点を含めても、筆者は山岸工務店に依頼して良かったと思っています。
その理由は、家が完成するまでの過程を振り返ったとき、
「家を売ってもらった」というより「一緒に家をつくってもらった」
という感覚が強いからです。
自分たちの希望を聞いてもらい、
迷ったら提案してもらい、
変更にも対応してもらい、
棟梁が実際に現場で丁寧に形にしてくれました。
そして2020年に完成した家で数年間暮らしている現在も、北見の厳しい冬を暖かく過ごせています。
山岸工務店が掲げる「十人十家」という言葉。
実際に施主として家づくりを経験してみると、その意味がよく分かります。
山岸工務店についてよくある質問
山岸工務店は北見市でも家を建てられますか?
はい。北見市は公式の営業エリアに含まれています。筆者宅も実際に北見市で建築してもらいました。
網走市でも対応していますか?
網走市も公式の営業エリアです。
美幌町以外ではどこまで対応していますか?
美幌、北見、網走をはじめ、大空、小清水、清里、斜里、津別、訓子府、置戸、遠軽、佐呂間、湧別、紋別などオホーツク管内の広い範囲が案内されています。
ファース工法とは何ですか?
外・内ダブル断熱による高気密・高断熱と、独自の健康空気循環システムなどを組み合わせた住宅工法です。山岸工務店はファースの家加盟工務店です。
ファース工法は冬でも暖かいですか?
住宅ごとの条件によって異なりますが、筆者宅では外気温−15℃〜−20℃程度の日でも室温22℃程度で生活しています。就寝時に暖房を弱めた場合でも、朝は19℃前後です。
結露はどうですか?
筆者宅では2020年の完成から現在まで、窓の結露は一切ありません。ただし、生活環境や室内湿度などによって条件は異なります。
光熱費はいくらですか?
筆者宅では2020年当時、電気+都市ガスで秋が月約27,000円、冬が約30,000円でした。現在の料金を示すものではありません。
平屋も建てられますか?
はい。公式施工事例にも複数の平屋住宅が掲載されています。
二世帯住宅も対応していますか?
公式施工事例には一部共有型の二世帯住宅も掲載されています。
土地探しから相談できますか?
山岸工務店は宅地建物取引業免許を持ち、不動産売買・賃貸も事業として行っています。
リフォームにも対応していますか?
注文住宅だけでなく、リフォームの設計・施工にも対応しています。
アフターメンテナンスはありますか?
公式では引き渡し後3か月、1年、2年の定期的なアフターメンテナンスと、その後の随時メンテナンスを案内しています。
山岸工務店の会社情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 有限会社 山岸工務店 |
| 所在地 | 北海道網走郡美幌町字青葉1丁目7番地の10 |
| 電話 | 0152-73-6363 |
| 創業 | 1979年4月1日 |
| 事業 | 注文住宅・リフォーム・エクステリア・不動産など |
| 注文住宅 | 十人十家 |
| FAS登録 | 登録番号5051 |
まとめ|美幌・北見・網走で「自分たちらしい家」を建てたい人へ
山岸工務店は1979年創業、美幌町を拠点としてオホーツクで住宅づくりを続けている地域工務店です。
高気密・高断熱と空気循環を特徴とするファース工法。
経験豊富な自社スタッフ・大工による施工。
施主一人ひとりの希望を形にする「十人十家」。
地域のカラマツ材を活用する取り組み。
そして、完成後のアフターメンテナンス。
公式情報だけでもさまざまな特徴があります。
しかし、実際に山岸工務店で家を建てた筆者が最も伝えたい魅力は、スペック表には載っていない部分です。
約10回の打ち合わせに付き合ってくれたこと。
細かな変更にも嫌な顔をせず対応してくれたこと。
こちらがデザインに迷ったときには、一緒になって考えてくれたこと。
テレビボード裏にはオリジナルの木目格子をつくってくれたこと。
そして完成した家を見ると、壁の角まで一つひとつ丸く丁寧に仕上げられていたこと。
こうした**「もう一手間」**に、地元工務店の良さを感じました。
2020年に完成してから数年。
外気温が−15℃〜−20℃になる北見の冬でも暖かく、家の中の温度差はほとんどなく、玄関まで暖かい。
筆者宅では結露にも悩まされていません。
外構の防草シートについては残念だったため、筆者の評価は92点です。
それでも、
「山岸工務店で家を建てて良かった」
という評価は変わりません。
ただし、家づくりは家族にとって非常に大きな決断です。
この記事だけを読んで住宅会社を決めるのではなく、山岸工務店の施工事例を見たり、実際に担当者と話したり、他の住宅会社とも比較したりしてください。
そのうえで、
「この人たちと一緒に自分たちの家をつくりたい」
と思えるかどうか。
それが住宅会社選びでは、とても大切なのではないかと思います。
美幌・北見・網走をはじめ、オホーツクで注文住宅を考えている方にとって、山岸工務店は一度相談してみる価値のある地域工務店です。山岸工務店完全ガイド|実際に家を建てた施主が語る、美幌・北見・網走の地域工務店